ソウルというと、ソウル市内の観光が多いですが、少し離れたところに水原(スウォン)城があります。
韓国ドラマの「イサン」とゆかりのある場所なので、興味のある方も多いかもしれません。
そんな水原城ですが、ソウルからは少し離れています。
ツアーで参加するという手もありますが、中には自力で行ってみたいという方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、ソウル市内から水原城へ自力で行った時の様子を紹介したいと思います。
同じ方法を使えば、誰でも水原城観光ができます。
水原城とは
まずは「水原城とは」というところから紹介していきます。
もしかすると、ガイドブックを見た方が詳しい情報が載っているかもしれませんので、箇条書きでざっくり紹介します。
- 1796年に完成したお城
- 1997年にユネスコ世界遺産に登録された
- 朝鮮王朝第22代王・正祖(チョンジョ)が建設を指示。父・荘献世子(サドセジャ)の墓を守るため、また政治改革の一環として建設された
最近はガイドブックを全く使っていないので分からないですが・・・
おそらく、本を読むだけでも旅行気分が高まると思います。
行き方
電車、バス、車などがあると思いますが、今回は電車を使っていきました。
しかも、行きと帰りで電車の種類が違うので、いろいろと見ることができました。
- 行きは特急電車
- 帰りは地下鉄
それぞれの方法にメリットとデメリットがありますので、水原城に行こうと考えている方にとっても役に立つ情報だと思います。
行きは特急電車を利用
ソウル駅出発の特急電車を使って水原駅まで移動しました。
電車の種類は「ムグンファ号」と「セマウル号」があって、料金が異なります。
安い方のムグンファ号にしようと思ったのですが、乗りたい便がかなり後だったので、セマウル号を利用しました。
時刻表はインターネットで見れるみたいです。
リンクを載せておきます。
→京釜線(下り) 時刻表
こちらは、オンラインチケット購入サイトのようです(使ったことがないので分からないですが・・・)
こちらのページで日にちを入力すると電車の候補が表示されるので、時刻確認として使用できそうです。
→Korail Pass
ソウル駅〜水原駅の運賃が4,800ウォン
所要時間は30分ほど
さっそく乗り方の紹介をしたいと思います。
ソウル駅構内にあるチケットカウンターで、チケットを購入します。
窓口なので、英語(韓国語)を使わないといけないのでハードルが高め・・・
カタコトの英語や単語を並べるだけでもなんとか伝わりますので「せっかくの海外旅行だから挑戦してみよう!」という方は試してみてください。
Could you tell me the Mugunghwa train schedule, please?
ムグンファ号の運行スケジュールを教えてください。
※Mugunghwaの部分をSaemaeul(セマウル)に変更すれば、セマウル号の運行スケジュールを確認できます。
運行スケジュールを確認すると、運行スケジュールが印字された紙をくれます。
(受け取ったスケジュールを見て、乗りたい便を選べば便利です)
もらえるスケジュールのイメージです。
セマウル号はこちら
ムグンファ号はこちら
帰りの電車はこちら
(上に書いてあるのは、地下鉄の時刻です。聞いたら教えてくれました)
Can I get one ticket for this train, please?
この電車のチケットを1枚いただけますか?
※もらった運行スケジュールの中で自分が乗りたい便を指差しながら言えば通じると思います。
ちなみに、one ticketの部分の数字を変更すれば、枚数の変更もできます。
(two tickets、three tickts・・・など)
ちなみに、チケットはこんな感じでした。
(見た目はレシートですが、しっかりチケットです)
チケットが買えたら、ホームに向かいます。
チケットカウンターから少し奥の方に歩いていくとKTXなどの乗り場があるので、入ります。
日本の新幹線は改札がありますか、ここでは改札はありませんでした。
チケットのチェックもなかったのでそのまま入ることができました。
ちなみにホームはこんな感じ。
電子掲示板に乗る予定の電車が表示されていない場合は「前の電車の情報が書かれていて、まだ表示されていないだけ」です。
電車が出発するごとに次に情報が表示されます。
表示されたら、指定されたホームに向かえば大丈夫です。
ホームに行くと電車が来ています。
(タイミングによっては来ていないこともあるかもしれません。その場合は来るまで待ちます。
チケットに記載されている「車両」と「座席番号」を確認して、電車に乗ります。
改札がなかったので、電車に乗るときにチケットが必要なのかと思っていたのですが・・・チケットを見せることなく、そのまま乗ることができました。
座席には「フットレスト」や「(窓側のみ)コンセントもありました」
※コンセントの形状はCタイプなので、変換プラグが必要なので注意です。
変換プラグはAmazonや楽天市場でも売っているので、持っておくと安心です。
チケットは、車内で確認されますので無くさないように注意してください。
30分ほどで水原駅に到着します。
(アナウンスがありますが、やや聞き取りづらいので・・・というよりも韓国語なので「スウォン」という単語が聞き取れるかが勝負・・・スマートフォンでGoogleマップを表示しておくと現在地が分かるので安心です)
水原駅でも改札はありません。
そのまま出ることができます。
水原城に行くには1番出口方面に行けば大丈夫です。
(バスを利用する場合は、乗り場の確認が必要です)
行きは徒歩で行ってしまったのでバスの乗り場が分かりません・・・
Gooleマップを見たところNovotel Suwonというバス停からバスが出ているようですが、確認できていないので参考程度に・・・
水原城から水原駅までバスで行く方法
水原城の観光の後、水原駅まではバスを利用しました。
バスについては全く調べていなかったので、観光案内所で教えてもらいました。
バスの番号をメモした付箋をもらいました。
付箋によると「60」「700-2」「11」「400」番バスのうちどれかに乗ればいいとのことでした。
ちなみに、700-2番バスに乗ろうとした時に「スウォン駅行きですか?」と確認したところ、首を横に振られてしまいました。
もしかすると700-2番バスは水原駅に行かないかもしれません。
(上手く伝わらなかっただけかもしれないですが・・・)
60番バスに乗っていきましたが、水原駅まで行くことができました。
(水原駅が終点ではないので注意です)
バスの乗り方も少しだけ紹介します。
バスのドアが開いたら、前から乗ります。
その際、入り口近くにあるTマネーカードをタッチする場所に「Tマネーカード(Suicaみたいなもの)」をタッチします。
韓国旅行の際、Tマネーカードがあると便利です。
コンビニなどで購入できるはず。
(調べたところ、仁川国際空港でも購入できるみたいです)
バスを降りる時は(日本のバスと同じように)おりますボタンがあるので押します。
※次のバス停でバスが止まります。
バスを降りる時は、Tマネーカードをタッチして、後ろのドアから降ります。
※素早く降りられるように、待っていると安心です。
帰りは地下鉄を利用
帰りも特急電車を利用しようと思い、チケットカウンターに行ったところ・・・電車の待ち時間が20分ありました。
特急電車の移動時間30分と待ち時間20分を合計して50分になってしまうので・・・帰りは地下鉄を利用しました。
ソウル駅までは地下鉄1号線に乗れば一本で行くことができます。
コネスト韓国地図というサイトで調べてみたところ、運賃や所要時間は以下のように書いてありました。
水原〜ソウル駅間
距離:41.50km
所要時間:約1時間4分
停車駅:22駅
運賃:2,100ウォン(Tマネーカードだと2,000ウォン)
Webページ上で乗り換え案内を調べられるので便利です。
ちなみにページはこちら
次の手順を書こうと思ったのですが・・・後は電車を降りるだけなので特に書くことがありませんでした。
(ソウル駅辺りまで行ければ、後は行きたい場所まで乗り換えをするだけです)
まとめ
実際に自力で水原城まで行ってみて分かったことを紹介します。
【メリット】
・特急電車に乗れるという特別感を味わうことができる。
・指定席なので、水原駅まで座って行くことができる。
・所要時間が30分と短い
・英語でチケット購入に挑戦できるという楽しみ(人によってはデメリット?・・でも、特別感はあります)
【デメリット】
・タイミングによっては待ち時間が長い(行きは30分待ちだったので・・・所要時間は地下鉄とあまり変わらず)
・料金が若干高い
【メリット】
・特急電車に比べてお得
・運行スケジュールを気にしなくてもいい
・窓口でチケットの購入が不要
→Tマネーカードを持っている場合は、改札でタッチするだけ
→Tマネーカードを持っていない場合は、券売機で購入するだけ
【デメリット】
・所要時間が長め(特急電車の倍くらい時間がかかる)
乗車時間を短くしたい場合は特急電車がいいかもしれないです。
電車出発までの待ち時間は、「ソウル駅」「水原駅」のお店を見ていても楽しめそう
ツアーもあるみたいです
今回の記事では「水原城に自力で行く」をテーマにしていますが・・・「そういえば、ツアーはあるのかな?」と思い調べてみたところ・・・やっぱりありました。
「自力で行こうと思ったけど、やっぱりツアーがいい」という方は利用してみてもいいかもしれません。
水原城以外にもさまざまな場所に連れていってもらえるのがツアーのメリットだと思います。
「少ない旅行期間で効率的に観光をしたい」「自力では行けない場所にも行ってみたい」という方は利用してみてもいいかもしれません。
ちなみに、以下のツアーは今回利用しませんでしたので、利用した感想などの共有はできません・・・
あとがき
今回は、ソウル近郊の観光地「水原城」に自力で行く方法を紹介しました。
(ソウル駅の場合)地下鉄で一本で行くことができるので、意外とお手軽な場所だと思いました。
普段ツアーを利用している方で「今回はフリープランで自分だけで行ってみたい」と思っている方にとっても移動を楽しむことができると思います。
注意点は、水原駅から水原城まで歩くと意外と遠いことくらいでしょうか・・・。
それ以外は特に問題ありませんでした。
(水原駅からのバスを調べておけば大丈夫だと思います)
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